シニア犬が下痢をしやすくなる理由と対処法は?

寝ている猫

もともとおなかが弱く下痢をしやすい犬種もいますが、若い頃は下痢などしたことがなかった犬でも、シニア期になると下痢をしやすくなる傾向があります。
特に、高温多湿な夏場は下痢や軟便の症状が増える時期。
シニア犬の下痢が増えて、心配に感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ここでは、シニア犬が下痢をしやすくなる理由と、シニア犬が下痢になったときの対処法についてお伝えします。

シニア犬が下痢をしやすくなる理由

通常、食事として摂った食べ物は、胃や腸で消化された後、便として体外へ排出されます。
健康な状態であれば一定の水分を含んだ通常の便になりますが、なんらかの理由で便の水分量のバランスが崩れ、水分が多い便になってしまうことがあります。これが下痢です。
シニア犬になると、以下のような理由から下痢をしやすくなると考えられています。

・消化機能の衰え
シニア犬になると、加齢による内臓機能の衰えや、体質や体調の変化によるストレスから、消化液の分泌量が少なくなることが多いです。
消化液が十分に分泌されないと消化不良を起こし、下痢を起こしやすくなります。

・腸内環境の悪化
犬の腸内環境は、加齢にともない変化していくことが研究によりわかっています。
高齢になると腸内の善玉菌が減少し、悪玉菌優勢な腸内環境になりやすいのです。腸内環境が悪化すると腸の機能が低下し、下痢などのトラブルも多くなります。
また、腸は免疫器官でもあるため、腸内環境が悪化すれば全身の免疫力も低下します。結果、ウイルスや細菌などが原因の下痢になるリスクも高くなるのです。

・体温調節機能の衰え
犬はもともと体温調節が苦手な動物です。シニア犬になると、さらにその傾向は強まり、暑さや寒さが厳しい時期に体調を崩すことも多いものです。
夏場は冷房による冷えなどから下痢を起こす場合もあるため注意が必要です。

シニア犬が下痢になったときの対処法

見つめる猫

老化により下痢をしやすくなるとはいえ、シニア犬の下痢の原因が老化によるものとは限りません。
感染症や慢性腸炎などが原因となっていることも考えられるため、下痢が続く場合や繰り返す場合は、「年だから」と自己判断せず動物病院を受診するようにしてください。

特に原因となるような病気が見つからないものの下痢を繰り返すという場合は、老化が主な原因と考えられます。
シニア犬向けの消化の良いフードを選んだり、腸内環境の改善や消化を助ける働きのあるサプリメントを与えたりと、食事に気を配りましょう。
また、下痢のときは脱水になりやすいため、犬の体調をよく観察しつつ、こまめに水分補給させることを心がけてください。