食べやすさと栄養面に配慮して! シニア猫の食事のポイント

食べやすさと栄養面に配慮して! シニア猫の食事のポイント

「若い頃はあんなに食欲旺盛だったのに、最近は食事を出してもちょっとしか食べなくなったな……」
シニア猫と暮らしていると、そんな食欲低下を見て心配に感じることがあると思います。
猫も人間と同様、高齢になれば食欲が低下するものです。
シニア猫の食欲が低下する理由と、シニア猫の食事で配慮したいポイントなどをお伝えします。

シニア猫の食欲が低下する理由は?

猫はもともと睡眠時間が長いですが、シニア猫になると1日に18~20時間ほど眠るようになります。

それに加えて年齢を重ねると基礎代謝量が低下することもあって、1日の活動に必要なエネルギーは若い頃に比べて少なくなります。
あまりお腹が減らなくなるので、シニア猫の食べる量が若い頃に比べて少なくなるのは、ある意味では自然なことです。
ただし、シニア猫の食欲低下には、加齢以外の要因も考えられます。

人間同様、猫も年を取ればアゴの力や歯が衰えたり、食べ物を飲み込みにくくなったりするため、食べづらさから食欲が低下することも少なくありません。
また、歯周病や口内炎、鼻炎などといった病気が原因で、食べるときの痛みなどから食欲が低下してしまうケースもあります。
このような場合は、動物病院を受診してまずは原因となっている病気を治療するのが大切です。

シニア猫の食事は「食べやすさ」に配慮を

特に病気などではないのに食事をあまり食べない場合は、与える食事の「食べやすさ」に配慮することをおすすめします。
これまでドライフードを食べてきた猫なら、まずは細かく砕いて与えてみて、それでも食べにくそうであれば、お湯でふやかして柔らかくする、ペースト状にすりつぶす、などシニア猫でも食べやすい状態にして与えると良いでしょう。

ウェットフードへ切り替えることも検討してみてください。
高齢になると足腰が弱ってくるため、低い位置にあるものに顔を近づけて食べることを億劫に感じる猫も多いです。
食器を高めの台に載せて置いたり、スプーンや手で口元まで食事を運んで与えたりと、食べやすい姿勢にも配慮することをおすすめします。

高齢の猫には「シニア用」のフードを

高齢の猫には「シニア用」のフードを

シニア猫の食事は「食べやすさ」を重視するとともに、栄養面にも気を配りたいところです。

先述の通り、シニア猫になると運動量の減少や基礎代謝量の低下などから必要となるエネルギー量が少なくなります。若い頃と同じカロリーの食事を取っていると肥満の原因になってしまうこともあるでしょう。
また、必要とする栄養素も若い頃とは変わってきます。
こうした年齢による変化に合わせて開発されているのが、「シニア用」「老猫用」として販売されているキャットフードです。

一般的な成猫用のフードに比べてカロリーを低めに抑えるとともに、腎臓への負担がかかるミネラルの量を控えめにしたり、関節をケアする成分を配合したりと、シニア猫の健康維持に配慮された栄養構成になっています。
シニア世代になった猫の食欲低下などを感じたときは、こうしたシニア専用のフードへの切り替えを検討すると良いでしょう。

食べやすさや栄養面に配慮して、シニア猫が健康に暮らせるようサポートしていきましょう。