高齢になったら注意しよう! シニア犬がかかりやすい眼病

高齢になったら注意しよう! シニア犬がかかりやすい眼病

犬も人間も高齢になってくると、その影響は視力や目のコンディションに出てくることが多いです。
シニア犬の眼病にはどのようなものがあるのでしょうか?
ここではシニア犬がかかりやすい眼病の種類と症状、それぞれの予防法を紹介していきます。

シニア犬がかかりやすい眼病と症状・予防法1:角膜炎

角膜炎は、目の表面を覆う「角膜」に傷や異常が起きる病気。
まばたきや目をこする仕草が増えるほか、涙を多く出すようになり、その成分が酸化してしまう”涙やけ”の症状が見られる場合があります。
まつ毛やゴミ、犬同士のけんかなどにより目に傷がついてしまったり、目やにを放置して目に雑菌が入ってしまうなど、その原因はさまざまです。
目をこすらないことや清潔に保つことといった基本的な世話のポイントを意識することで、角膜炎の予防に繋がります。

シニア犬がかかりやすい眼病と症状・予防法2:白内障

犬の白内障は、レンズの役割を持つ「水晶体」のたんぱく質の状態に異常が起こり、白く濁ってしまう病気です。
眼病の症状のほか、老化によって症状が見られるケースも多く、10歳前後の犬に発症しやすい病気だと考えられています。
嗅覚や聴覚に優れた犬ですが、白内障で視力が衰えてしまうと、歩いているときよく物にぶつかるようになったり、飛び跳ねる機会が少なくなるといった変化が現れることが多いです。
日差しの強い日の散歩は控えたり、目やになどをしっかり取り除くなど、目に負担を掛けない工夫が白内障予防に繋がります。

シニア犬がかかりやすい眼病と症状・予防法3:緑内障

犬の緑内障は、角膜と水晶体の間を満たす水「房水」が溜まり過ぎ、眼球が飛び出てきてしまう症状をいいます。
目が飛び出して大きくなる状態は症状がかなり進行した状態ですが、目が痛そうにする、目が赤くなるといった症状が見られる場合は緑内障の可能性があります。
柴犬やシーズー、チワワなどの犬種に多く見られることから、遺伝による影響が大きいとの意見もあるようです。
緑内障の効果的な予防法はありませんが、急性症状であれば点眼薬治療で良くなるケースも多いです。
日頃から愛犬の目の状態をチェックし、異常があった時の早期発見に備えましょう。

シニア犬がかかりやすい眼病と症状・予防法4:ブドウ膜炎

犬のブドウ膜炎は、水晶体の表面を覆う「虹彩」や「毛様体」などを総称した「ブドウ膜」に起こります。
ブドウ膜炎は感染症によって引き起こされる場合以外に、白内障が進行することで症状が現れたり、角膜炎などと併発するケースも多い病気です。
ブドウ膜炎になってしまった場合、動物病院で点眼治療などを受けることで、症状を緩和することができます。

シニア犬がかかりやすい眼病ですが、はっきりとした原因はわかっておらず、確実な予防法も判明していません。
他の眼病から派生して起こる症状でもあるため、目の負担を減らすことや清潔に保つことといったケアは怠らないようにしてください。

シニア犬がかかりやすい眼病と症状・予防法5:マイボーム腺腫(ものもらい)

シニア犬~高齢犬を飼う時のポイント・注意点

マイボーム腺腫、いわゆる「ものもらい」もシニア犬に多い症状のひとつ。
犬のまぶたの縁やまつ毛の毛穴には、油脂を出すマイボーム腺という穴があり、目をこすったりしている間に雑菌が入って起こることが多いです。
代表的な症状としては、まぶたの腫れに加え、涙が増えたり目をこすることも多くなることがあります。

抗生物質を処方してもらい炎症を抑えながら、頻繁に目をこするようであればエリザベスカラーなどを付けて、目を清潔に保つ工夫を施しましょう。
歳を取ると犬もその身体のあちこちに変化が現れてきます。
シニア世代のパートナーが明るく暮らしていけるよう、飼い主ができるサポートはしっかり行っていきましょう。