何歳からが「老犬」? シニア犬との暮らし方

何歳からが「老犬」? シニア犬との暮らし方

犬は人間の5倍前後の早さで成長すると言われますが、老犬期を迎える時期は犬種や体格によって大きく異なります。
犬は何歳からが「老犬」と言われるのでしょうか?

犬の成長の仕方や年齢、それぞれの時期に見られる特徴について見ていきながら、老犬・シニア犬と長く暮らしていくためのポイントをご紹介していきます。

犬は何歳からが「大人」? 犬の年齢と成長

幼少期(幼犬期)の年齢と特徴

犬は、おおむね生後12か月までを「幼少期(幼犬期)」として扱います。
大型犬以上では1年半から2年程度まで時間を要することも。
特に生後50日程度までは「新生子期」などと呼ばれ、生後約12週目の「社会化期」を迎えるまでは母親と共に暮らすべきです。
兄弟とのじゃれ合いや母親とのコミュニケーションの中で、他人(犬)との力関係・家族に向ける力加減などを学ぶ、大切なしつけの時期なのです。

成犬期の年齢と特徴

「成犬期」は社会化期を終えた頃、1歳から7歳くらいまでの時期。
母乳からフードへ切り替え、たくさん遊ぶようになり、メスは1歳半~2歳頃には発情期を迎えます(オスもまもなく生殖機能を持ちます)。

一般に小型犬の方が大型犬よりも成長が早いと言われる通り、
この頃になると犬種などの違いも如実に現れてくることでしょう。
成犬期の犬は、一日およそ3、40分前後の散歩をするとストレスなく過ごすことができます。
幼犬期よりも睡眠時間が減り活発に遊ぶようになるため、犬にとっては肉体的・精神的にも充実感のある時期でしょう。
運動量が増える時期ですが、関節障害やヘルニアなどに注意して見守る必要があります。

老犬期の年齢と特徴

犬の「老犬期」は、犬種や体格による違いが一番現れる時期。
小型・中型犬であれば生後11年頃から、大型犬ならば生後8年頃からが一般的な老犬期に当たります。
食事量や運動量が落ち着いて、毎日をのんびりと過ごすことが増える時期です。
細かい分類としては、上記の年齢以前を「シニア犬」、上記以降を「高齢犬(老犬)」と呼ぶ場合もあります。

これらの犬年齢は人間で言えば60~70歳に相当するため、この頃になると病気や障害などが見られることもしばしば。
これまで通り散歩ができない、足腰をかばう素振りを見せる、痴呆や徘徊と思しき行動が見られるなど、場合によっては生活介助を必要とする場面も出てくるでしょう。

シニア犬~高齢犬を飼う時のポイント・注意点

散歩の仕方

シニア犬~高齢犬を飼う時のポイント・注意点

老犬期になると体力が衰えたり、関節障害を抱えたりするケースも多いため、成犬期とは異なる散歩の仕方が必要になることもあります。
いつもの散歩コースを見直したり、途中でリタイアできるよう老犬向け散歩グッズを用意したりしても良いでしょう。

室内での飼い方

足腰の筋力が衰える犬も増えてくる老犬期には、滑りにくい床材・敷物を取り入れるなど、介助に適した生活環境を用意しましょう。
何らかの理由で散歩に出られない犬や超高齢犬の生活習慣として、室内での運動も効果的です。
犬の体調に合わせて可能な限りの運動を続け、自立生活を送れる環境を整えることで、老犬期を健やかに過ごすことができます。

年齢や成長段階によってライフスタイルを変化させていくことで、犬はすくすくと育ち、健康な暮らしを続けることができます。
犬と一生涯を共にするパートナーとして、幼犬からシニア犬までの暮らし方をしっかりと見据えておきましょう。