食欲が落ちる原因は? シニア犬に与える食事のポイント

食欲が落ちる原因は? シニア犬に与える食事のポイント

シニア犬になると、以前より食欲が落ちたり食事量が減ったりすることがよくあります。
特に病気などではない場合、年齢によりある程度食欲が落ちるのは自然なことですが、だからといってあまりに食べないようでは栄養不足に陥る心配もあるため注意が必要です。
ここでは、シニア犬の食欲が低下する理由と、食欲が落ちたシニア犬に与える食事のポイントをお伝えします。

シニア犬の食欲が落ちる理由

子犬や若い頃には食欲旺盛だった犬でも、年齢を重ねシニア犬になると、あまり食べたがらなくなったり、食べる量が減ったりするものです。
シニア犬の食欲が落ちる理由としては、以下のようなものが挙げられます。

・運動量や代謝の低下
シニア犬になると若い頃ほど活発に遊んだり動き回ったりしなくなります。
また、代謝も低下します。
運動によるエネルギー消費量も、じっとしているときのエネルギー消費量も若い頃と比べて少なくなるため、空腹を感じにくくなり自然と食欲が低下するのです。

・味覚や好みの変化
人間でも「若い頃は脂っこい食べ物が大好きだったけど、年を取るにつれて苦手になった」などということは多いですが、これは犬も同様です。
シニア犬になりエネルギーの消費量が少なくなるにつれ、味覚や食事に対する好みが変化します。
結果として、以前は好んでたくさん食べていた食事をあまり食べたがらなくなるケースも多いです。

・噛んだり飲み込んだりする力の低下
人間の高齢者と同様、シニア犬になれば食事を噛み砕いたり飲み込んだりする身体機能が低下していきます。
食事の形態や硬さなどによっては、うまく食べられなかったり食べるのを大変に感じたりして、食欲の低下につながることもあります。

食欲の落ちたシニア犬の食事のポイント

食欲の落ちたシニア犬の食事のポイント

・市販のフードはやわらかく食べやすいものを
噛む力が低下してくるシニア犬には、ドライフードより缶詰などのウェットフードがおすすめです。
よくほぐして食べやすい状態で与えると良いでしょう。
ドライフードの場合はぬるま湯などでふやかすことで噛みやすく、飲み込みやすくなるはずです。
シニア犬になると水を飲む量も減るため、水分を多く含む食事は脱水の防止にも役立ちます。

・手作りの食事にはミキサーなどを活用して
手作りの食事なら、その犬の好きな食材を取り入れることで食欲が増す場合もあります。
やわらかく煮込んでスープにしたり、ミキサーや人間の赤ちゃんの離乳食用ミルサーなどを使って食べやすく細かいサイズに砕いたりして与えましょう。

・シニア犬専用に作られたフードも
犬の高齢化にともない、シニア犬専用に開発されたドッグフードも多く市販されるようになってきました。
シニア犬に必要な栄養バランスやカロリーを考慮して作られているため、こうした商品を上手に活用するのもおすすめです。

人間と同様、犬も高齢になれば、食が細くなったり食べられるものが限られてきたりするものです。
人間は自分の食事に気を配ることもできますが、犬は飼い主が十分に配慮する必要があります。
愛犬が年齢を重ね、食欲が落ちてきたと感じる場合は、与える食事を見直してみることも大切です。