病気の犬につける「エリザベスカラー」 役割と嫌がる時の対処法は?

病気の犬につける「エリザベスカラー」 役割と嫌がる時の対処法は?

犬には、傷口や縫い目をなめてしまう習性があります。
そういったときに活用されるのが「エリザベスカラー」。
手術後などに犬が傷口をなめてしまわないようにするために必要な器具なのですが、中には着用を嫌がったり、暴れたりする犬がいるのも事実です。

今回はこのエリザベスカラーの役割についてまとめていきながら、嫌がったときの対処法について紹介していきます。

エリザベスカラーの役割と取り付けるべき理由

エリザベスカラーは怪我や皮膚病などによってできた外傷や、手術後の接合部、縫い目などを犬がなめてしまわないように犬の首に取り付ける保護具です。
以前は、プラスチック製のものがほとんどでしたが、最近では素材が多様化して軽量なものも多くなっています。

ですが犬にとっては首に普段つけないものを巻かれることになるため、やはりストレスを感じてしまうものです。
とはいえ放っておくと傷口をなめたりひっかいたりしてしまうことで傷口の炎症がさらに悪化してしまう恐れがあります。
エリザベスカラーを取り付けることは犬にとってもストレスですし、それを見ている飼い主も辛い思いをするかもしれませんが、痛みや外傷を最小限に抑えるためにもできる限り取り付けなくてはいけません。

犬がエリザベスカラーを嫌がる時の対処法

・「エリザベスカラーは嫌なもの」というイメージをなくしてあげる

犬がエリザベスカラーを嫌がる時の対処法

おやつを用意し、おやつを食べている間に首にエリザベスカラーを巻きます。
はじめは嫌がっても、これを繰り返すことで、おやつとエリザベスカラーが結びつき、次第に嫌がらなくなるはずです。

・気を紛らわせる工夫をする
特に初めてエリザベスカラーを装着する時は、犬はそれに気が行ってしまいがちになります。
そのため装着前によく遊んでいるおもちゃを用意してあげて、おもちゃに気が向いているうちにエリザベスカラーを装着してあげることがお勧めです。

・常に犬を確認できる範囲だった場合は外してあげることも考える
エリザベスカラーを装着する意義は「傷口に悪影響を及ぼさないこと」です。
そのため、もし飼い主の手が空いていて、常に犬を確認できる距離にいるのであれば、敢えてエリザベスカラーを外してあげても良いでしょう。
とはいえ外した時の開放感が強くなって、再び装着した時にさらに強く嫌がる可能性もなくはありません。飼っている犬の特徴に合わせて検討してみましょう。

エリザベスカラーを取り付けることで、外傷の悪化を抑えることができますが、犬にとってはストレスがかかることは忘れないようにしたいものです。
飼い主はこのストレスを取り除いてあげる心がけが求められているため、まずはできることから取り入れてみましょう。