高齢の犬が立てない・歩けないときの原因と寝たきりになったときのケア

寝る犬

高齢になった犬は急に立ち上がることができなくなったり、歩くことができなくなるときがあります。
飼い主としてはそういった状況を目の当たりにするとついつい焦ってしまうものですが、なぜこのようなことが起こってしまうのでしょうか。
高齢犬が突然立ち歩くことができなくなる原因について説明していきます。

さらに愛犬が寝たきりになってしまった場合のケアについても見ていきましょう。

犬が歩けなくなる原因は何?

後ろ足の関節痛

高齢の犬が歩けなくなってしまう場合、後ろ足の関節に痛みを抱えていることが多いです。
足関節の軟骨がすり減ってしまうために起こる場合は、関節の形が変わってしまう変形性関節症などが考えられます。
軟骨がすり減ってしまうと、散歩などの運動をする際に炎症と痛みが現れ、場合によっては運動を嫌がるようになる場合があります。
変形性関節症でも歩行時に痛みを感じる他、歩き方が不自然になる、体を起こすときにゆっくりとした動作をするなどの症状が現れることが多いです。

椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニアは、背骨と背骨の間にクッションのように挟まっている椎間板が脊柱管という場所に出てしまい、脊髄神経を刺激してしまうことから痛みが発生してしまいます。
軽度なものであっても元どおりになるまで数日〜数週間ほどかかりますが、重度のヘルニア治療には手術が必要になることも多いです。
高齢犬の場合、手術を受けることで体力的な負担がかかることも多いため、獣医師としっかり相談をして進めていく必要があります。

高齢犬が立ち歩けなくなるのを防ぐ対策方法とは

過度な運動はさせない

高齢犬になれば過激な運動はあまりさせない方が良いでしょう。
運動の内容や時間を調節する、散歩コースを見直すなど、犬の年齢やコンディションによって過不足ない運動が行えるようにしてください。
階段や段差などが多い生活環境であれば、スロープなどの補助器具を使っても良いでしょう。

太らせない

椎間板ヘルニアは足が短いダックスフンドに起きやすい症状ですが、極端に体重が重い肥満犬にもよく見られます。
太り気味だと身体を支える腰に負担をかけてしまうため、椎間板ヘルニアを発生・悪化させてしまう可能性があります。
肥満は椎間板ヘルニアだけでなく、循環器系の病気などの引き金にもなってしまうため、食事量などにも気を配るようにしましょう。

愛犬が寝たきりになってしまったら

なでられる犬

犬が歩くのをためらったり、寝たきりの生活になってしまった場合は介護ケアが必要です。
ハーネスなどの補助具があれば動ける状態であれば、できる限り運動することをおすすめします。
散歩に行くときは犬用カートなどを持参して、途中で歩けなくなってしまってもサポートできるよう準備しておきましょう。

また寝たきりの状態が長く続くときは、低反発クッションなどに座らせて床ずれを防止することができます。
数時間ごとに寝がえりを打たせたり、血行促進のためのマッサージなども効果的です。
犬も人間も高齢になると運動量が減ってきたり、横になって過ごす時間が長くなってきてしまうことは多いです。
犬が高齢になったら今よりも悪くならないためのケアを欠かさず、健やかに過ごせるようにサポートしていってください。